今後5年間は堅調に増大していくとAviation Week Networkでは予想している。
アジア太平洋地域は他の地域と比べ、コロナ危機による経済への影響が比較的小さかった。このため、当地域における国防予算は一時的な減少の後、今後5年間は堅調に増大していくとAviation Weekでは予想している。
長期的には、経済成長の継続と地域的な緊張の高まりが組み合わさることで、地域における国防予算は引き続き増大し、軍の近代化を進めるための新装備を積極的に導入していくだろう。
アジア太平洋地域における軍用機マーケットも引き続き好調に推移するとみられる。Aviation Week Networkの2021年版Military Forecastでは、アジア太平洋・南アジア・中東は軍用機配備数の増加ペースが世界で最も早い地域になると予想しており、新造機の3機に1機はアジア太平洋または南アジア地域の軍に配備されることになるだろう。